これまではイヤイヤでも勉強はするもので、興味関心があればそれに越したことは無いが、何とか耐え忍べば道は開ける的、昭和マッチョな学力感が説得力を持っていました。バブル崩壊後の30年の急降下中でさえも、「そうは言うてもわが国日本は、まだGDPは世界2-3位であーる」と負け惜しみ的な価値観でもなんとか通せてたきたわけです。ところが、震災後10年で状況は一変しました。GAFAのようなデジタルを活用した巨大企業の世界席巻が完了したかと思いきや、やってきたのが超絶AI革命です。今後、十数ほどでスマホを50億人が所有し、知識のデータベースが共有化されます。世界50億人の脳がつながった社会になるという表現をする人もいます。そんな社会の到来を前に、知識の多可を問うような学力感ではどうなのかという話しです。これまで、日本が最も強みがあった知識詰込み的な学力の上に成り立っていた社会が逆に弱点になりつつある状況ができあがっててしまったわけです。…(続く)