7月:今回のブログのタイトル「学歴や点数を気にするわりに…」との関わりですが、子どもをめぐる教育環境は旧式のままなので仕方なく流れに従っているけれども、成果は表面的で形式的、意味のある方向とは違ったあさっての方向を向いている。子どもも感覚的に手ごたえ感のない学習に飽き飽き、意欲につながらないのではないでしょうか。例えていえば、連日、おいしい調理の仕方を美しい画像で解説を受けます。それはそれは魅力的な料理です。しかし、画面の前に座っているだけで料理操作には加わらず、もちろんその完成品である料理を試食することすらできないというのに似た状況なのだと思います。口にすることができるかどうかもわからないのに、一所懸命になって数値だけを追いかけるような学習活動に対する意欲がわいてくるはずもありません。結果、学ぶことは嫌い、でも仕方なくお金をかけでも入試の対策はする。なので入試が終われば学問に対する関心は薄れ、バイトやサークルに勤しむ。そして、社会人になって自己成長のために勉強にさく時間の乏しい国民ができあがるわけです。